Leipzig の Auerbachs Keller

ゲーテが通い、「ファウスト」の作中に登場し、留学中の森鴎外がここでファウストの翻訳を決意したという、ドイツはライプツィヒにある有名な、歴史あるレストランです。

2023年6月13日に1人で訪問しました。日本出国前にお店のwebサイトで予約して行きました。アーケード街(パサージュ)の地下にあり、地下に降りる階段が通りの両側にあって迷うのですがどちらから入っても同じです。

レストランには個室のエリアもありますが、私が入ったのはグローサーケラーという大きなビアホール形式のところ。食べたものはラム肉のステーキ(ポテト付)と黒ビール0.3L。料理の内容については何も予習してなかったので、出されたドイツ語メニューを見て辞書を引きながら適当に選びました。(言えば英語メニューもたぶんあるんだろうとは思います。)肉は柔らかくて口にあい、美味しかったです。会計は36.7ユーロ(チップ別)でした。安くない店の上に、おりしもの円安ユーロ高で財布には響きました(当時のレートで5600円ほど)。

早目の時間だったので空席がまだ多く、店の奥にある鴎外を描いた絵(2009年のもの)も撮影できました。時間が立つにつれてだんだんと団体客も入ってきて混雑してきました。観光団体客の利用が多いようです。予約サイトにもツアコンさん向けの入力事項がありました。

歴史的価値がある上、本場のビアホールの雰囲気は素晴らしい。少々高いですが、ライプツィヒに行ったら外せません。

店の入り口横にある、ゲーテとメフィストフェレスの像。

向かい側には別の像。どちらの像の横から地下に降りる階段があり、店に通じます。

ビアホールの一番奥は、こんな感じで、色々な絵が描かれています。左側の絵に森鴎外が登場します。

軍服が当時軍医だった森鴎外、その左の赤い悪魔がメフィストフェレス、鴎外の右のヒゲの人物が井上哲次郎。和服の人は不明。2009年に描かれた絵です。

鴎外の描かれた切手とその説明がドイツ語と日本語でありました。

ラム肉のヒレステーキ

付け合わせのポテトと黒ビール

肉を切るとこんな感じで柔らか

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