コタキナバルにはもう一つ民族文化を紹介する施設があり、それはマリマリ文化村(Mari-mari Cultural Village)です。私は2020年3月3日に訪問しました。市の中心からは車で20分くらいです。チャーターした車で行ったため、Grabでの価格がどのくらいかは不明です。
もう一つと書きましたが実はこちらの方がメジャーな施設です。2020年3月はコタキナバルの大口観光客である韓国人と中国人が COVID-19 流行初期で入国できないタイミングでしたが、マリマリ文化村にはそれでも大型バスで団体客が来ていました。ガイドは観光客約20人に対して1人つく程度のようですが、私たちが入った時刻にはグループが複数できていました。対してモンソピア文化村は、2019年に行ったときも他に客がおらず、マンツーマンでガイドをつけてもらえましたし、大型バスを停めるスペースはありません。さらに、マリマリ文化村は5つの民族を紹介しているのに対し、モンソピア文化村はKadazan族に特化しています。しかし、モンソピアという個人の伝説と、狩られた首が残っている点、吹き矢や Sago Worm などの得難い体験ができる点などでモンソピア文化村は魅力的だと思いました。
マリマリ文化村に話を戻しますが、ここでは複数の民族の住居や諸文化の理解、民族食の体験、ダンスの見学などができます。民族衣装を来たスタッフはとても親切で、一緒に写真もたくさんとってもらいました。以下、写真で紹介します。
入口にあった看板地図。各民族の家などの展示施設が展開されている。基本的にガイドの案内で回る。
各民族のエリアの入口にはそれぞれ独特のウェルカムボードが。これは Rungus 族のもの。
Rungus 族の家に入ってみたところ。ドラが並んでいる。
Bajau 族の調理デモンストレーション。これは、でんぷんを溶いたものを糸状に油で揚げて、からめとったもの。巧みに三角形のお菓子に仕上げるテクニックは一見の価値あり。
Murut 族のエリアの入口では、門番と訪問グループ代表との間であいさつをしないと入れてもらえない。訪問グループ代表は客の中から立候補した方で、このときは、写真の白人カップルが務めた。
ダンス見学の前にはペインティングをしてもらえる。(もちろんあとで消せます)
勇壮な男性のダンス
モンソピア文化村でも見たバンブーダンスはこちらでも見られます。
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